循環器内科 (循環器・不整脈部門)

診療・各部門

担当医師紹介 外来診療担当表 診療実績 登録医一覧

当院は地域医療機関との連携を図る、紹介制を原則としております。

循環器内科(循環器・不整脈部門)のご案内

 循環器内科の診療スタッフは2024年4月からも引き続き過去最高の11名を擁し、循環器専門医7名、不整脈専門医3名、日本心血管インターベンション専門医4名、内科専門医5名による質の高い診療・治療を行っております。 さらに、心臓血管外科医3名と合わせ総勢14名で診療体制を整え、365日24時間対応で心筋梗塞致死性不整脈などの心臓救急疾患の診療を提供しております。また、当院は東京都CCUネットワークに加盟して急性心筋梗塞うっ血性心不全などの急性期心臓性疾患を高い収容実績で受け入れております。
 一方、地域連携を重視し近隣医師会その他からのご紹介患者さまを積極的にお受けし地域の急性期医療を支えております。患者さま、地域の診療施設の先生方ならびに消防庁救急医療担 当の方々に、初期治療から外科治療を含めたバランスの取れた専門医療をご提供することを目標に日夜診療に励んでおります。

急性心筋梗塞・狭心症 (虚血性心疾患)

 循環器系疾患で最も頻度が多くかつ心配な病気の一つに心筋梗塞・狭心症があります。
心臓の筋肉を栄養する"冠状動脈"が詰まって心臓のポンプ機能や脈拍などに重大な影響を及ぼすこの病気は突然発症します。東京都では急性心筋梗塞などの急性期心臓性疾患に対して東京都CCUネットワークという専門病院の連携を行っており、 当院もこのネットワークに参加し緊急時に備え、土曜日曜休日も含め24時間体制で患者さまを救急外来で受け入れており、いつでも心臓カテーテル手術による再灌流治療が行えるよう院内の体制を整えております。(詳しくはこちら。また、その収容実績ランキングは新宿区内で常に上位を維持しております。                                  交通の便も良く、東京都の中心にあり、山手線新大久保駅、総武線(中央線)大久保駅が最寄り駅で、新宿駅、中井駅、中野駅、高田馬場駅、渋谷駅、目白駅、池袋駅からもアクセス良好です。またICU・CCU病棟にはdirect call (03-3364-0858) を設置しておりますのでご利用いただければ幸いです。

不整脈疾患(心房細動、発作性上室性頻拍、心室性期外収縮など)、徐脈性疾患(ペースメーカーなど)

 動悸・めまい・ふらつきは、不整脈が原因である可能性があります。不整脈の種類は非常に多く、心房細動、心房粗動、発作性上室性頻拍、心房頻拍、心室性期外収縮、心室頻拍など、軽症のものから重症のものまでありますが、その多くがカテーテルアブレーションという方法で治療可能です。(詳しくはこちら)
 2016年4月鈴木篤医師(治療症例数2500例以上)の着任から当院では多くの不整脈に対し、カテーテルアブレーション治療を行ってきました。中でも横浜みなと赤十字病院の名医、山内康照先生が世界で初めて確立した右アンカリングによるクライオバルーンアブレーションのルーフライン作成において、当院鈴木医師が考案した『Raise-up Technique』を組み合わせることにより、難治性の持続性心房細動でも高い治療成功率を残しており、新宿区、中野区、渋谷区、豊島区、杉並区、練馬区、世田谷区などの近隣の連携医療機関の先生方からのみならず、東京都内外の医療機関の先生方からも患者様のご紹介を頂いております。
また、当院ではリードレスペースメーカーを含めたペースメーカー治療も積極的に行っております。特にHis束ペーシング左脚領域ペーシングといった最新の治療を導入しており、良好な成績を収めています。当院不整脈部門の紹介はこちらを御覧ください。

末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)

 当院のもう一つの特徴として、下肢閉塞性動脈硬化症透析シャント血管不全に対しての治療を積極的に行っております。間欠性跛行(歩くと足がだるくなる、痛くなる)や、下肢潰瘍でお困りの方おられましたらいつでもご相談ください(詳しくはこちら)。

心不全その他

 心不全はときに命に関わる可能性のある注意すべき病気です。
当院循環器内科の入院の多くを占めますが、ICUと連携し、夜間や土曜日・日曜日・休日も24時間体制で患者様を受け入れております。
高血圧や高脂血症などのいわゆる生活習慣病に対しては、ガイドラインに沿った治療を行いながら、患者さまに沿ったオーダーメードの治療を行います。
その他、透析シャント血管狭窄(シャント血管不全)、肺塞栓、深部静脈血栓症など循環器疾患全般の治療が可能です。

当院心臓病センター循環器内科の特徴は

(1)初期診療から高度専門治療までを当院単独でご提供可能な点、
(2)診療内容に偏りがなくバランスの取れた診療実績を有している点、
(3)病診連携や医療連携を通してface to faceで患者さまの診療連携を行っている点、
(4)東京都CCUネットワークに加盟して心臓性救急を優先的に受け入れ高い評価を得ている点、
(5)診療内容を各種学会等で公表し透明性を維持している点、

 そして何にも増して
(6)患者さまの視点に合わせた医療をご案内している点
(7)地理的利便性を活かし、新宿区、中野区、渋谷区、豊島区、杉並区、練馬区、世田谷区のみならず、東京都全体の患者 様の受け入れを行っている点が挙げられます。
 患者さま、近隣医療機関の先生方、消防庁救急医療担当の皆様その他の皆様にお役に立てる心臓病センター循環器内科として益々努力して参ります。

更新日:2024/04/18