診療・各部門
リハビリテーション科のご案内
当院のリハビリテーション科は、理学療法部門・作業療法部門・言語聴覚療法部門で構成され、急性期リハビリテーションを中心に行っています。
スタッフ (2025.4.1現在)
療法士 | 人数 |
理学療法士 | 13名 |
作業療法士 | 4名 |
言語聴覚士 | 1名 |
施設基準:
運動器リハビリテーション(Ⅰ)
脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
■リハビリテーション実績(一部抜粋)
変形性膝関節症 | アキレス腱断裂 | 膝半月板損傷 | 前十字靭帯損傷 | 脊椎疾患 | 股関節大腿骨 | 上肢(手外科) | |
2022年度 | 76 | 11 | 33 | 32 | 140 | 107 | 68 |
2023年度 | 98 | 13 | 28 | 37 | 209 | 119 | 114 |
2024年度 | 127 | 14 | 47 | 35 | 202 | 145 | 210 |
■新入職員のコメント
総合病院で幅広く対応できる理学療法士に憧れて、入職しました。 急性期病院ならではのリスク管理や疾患など、はじめは右も左もわからず不安でした。しかし、多職種の方々に患者様の状況について相談し、優しい先輩方にご指導していただいたおかげで、今では楽しみながらリハビリすることができています。 緊張感もありますが、急性期病院の理学療法士として、この仕事にやりがいを感じています!
■理学療法
理学療法では入院中のリハビリテーションを中心に体幹、下肢の疾患や傷害のある方、手術後の機能障害に対して、身体機能の回復や歩行・動作の再獲得、スポーツ復帰を目的に行います。
整形疾患:変形性関節症、下肢骨折、膝前十字靱帯損傷、半月板損傷など
脊椎疾患:頚髄症、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、圧迫骨折など
脳血管疾患:脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、頭部外傷など
呼吸器疾患:肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺癌など
循環器疾患:心不全、急性心筋梗塞、バイパス術後など
その他の疾患:腹部外科手術後、がんなど
変形性関節症や前十字帯損傷などの膝関節手術の前後にはHHD(ハンドヘルドダイナモメーター)やBIODEX を用いて定量的な評価を実施し運動療法の効果測定の一助としています。
超音波や低周波治療器などの物理療法も積極的に取り入れ、術後の疼痛や浮腫の管理、筋収縮を促すことでより効果的なリハビリを提供します。
当院は、公益社団法人日本理学療法士協会による生涯学習制度(新人教育ブログラム)の臨床施設として認定されています。(登録番号 2016-066)
■作業療法
作業療法では入院・外来でのリハビリテーションを中心に上肢(主に手外科)や頚部の手術後の方、脳卒中・頭部外傷などの麻痺、高次脳機能障害のある方に対して、上肢機能の回復、食事動作・トイレ動作などの日常生活動作の再獲得を目的に行います。
整形疾患:上肢骨折、橈骨遠位端骨折、手根管症候群、TFCC 損傷、腱断裂など
脊椎疾患:頚髄症など
脳血管疾患:脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、頭部外傷など
上肢の障害に対して、入院早期から作業療法士が必要に応じて患者さん一人一人に合わせた装具の作成をします。リハビリの進み具合に応じて調整を行い、患部の機能回復を促します。
道具を使用し正しい動きを反復練習し、可動域を拡大させ、効果的な運動を提供します。また、物理療法も積極的にとりいれ、除痛や術後の浮腫の管理、筋力を発揮しやすくする一助としています。
■言語聴覚療法
言語聴覚療法では、脳卒中等による言葉に障害(失語症や構音障書)のある方に対するコミュニケーション機能の回復や、摂食感下機能に障害のある方の女な経口摂取機能再獲得を目指します。
脳血管疾患:脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、頭部外傷など
呼吸器疾患:誤嚥性肺炎など
その他の疾患:内科、外科、がんなど
脳卒中等による言語障害や高次機能障害の机上評価や訓練も行い、家庭復帰・社会復帰に向けて介入を行います。
耳鼻咽頭科で行われる嚥下内視鏡検査(VE)での嚥下機能評価にも立ち会います。嚥下機能評価後の患者さんに対して、必要に応じて昼食の時間に病棟で実際の食事場面での呑み込み評価や直接嚥下訓練も行います。
■院内・院外の活動
・当院で開催している糖尿病教室での運動指導
・看護師向け移乗勉強会
・新宿区委託の 100トレでの運動指導
・新宿区委託のパーキンソン教室での運動指導
・外部からの依頼による講義・講演など
更新日:2025/08/25