メンタルヘルス科

診療・各部門

メンタルヘルス科のご案内

当院のメンタルヘルス科では、総合病院の一つの診療科として、他の科と連携しながら行うメンタルヘルスケア(コンサルテーション・リエゾン)が主な診療内容となっています。例えば、「気分がすぐれない」、「夜眠れない」、「不安でしかたがない」、「物忘れがある」などといった症状にお悩みの方は、一度ご相談ください。また、他院で精神症状の治療を受けている方が当院に入院した場合にも、身体疾患の治療がスムーズにいくよう当科でもサポートさせていただきます。

外来診療について

外来は週3回(月・火・木)の午前のみの完全予約制となっています。いずれも非常勤医師が担当しています。対象疾患は気分障害(うつ病)、適応障害、不安障害、統合失調症、認知症などで、それらに対する精神療法や薬物療法を行なっています。心理士がいないため、専門的な精神療法や心理検査を希望する場合には対応できません。また地域で通院しやすい診療所や病院を紹介させていただくことがあります。

現在、院内からの紹介による初診の患者さんのみを受け付けております。もし受診を希望される場合には、主治医にご相談ください。ただし当院には精神病床がなく、強い興奮や自殺念慮などがある方の治療は困難です。専門的な治療が必要と判断した場合は、他院を紹介させていただくこともありますので、ご了解ください。

入院診療について

入院病棟でメンタルケアが必要な患者さんに対してコンサルテーション・リエゾンを行なっています。当院では、平成30年4月から精神科リエゾンチームを発足させ、入院中に生じる様々な精神症状に対応できるようになりました。個々の患者さんに対し、よりきめ細かなケアを心がけています。チームは神経科医師のほか、精神看護専門看護師、薬剤師などの多職種から構成されています。退院後の生活にスムーズに移行できるように、必要に応じて、ソーシャルワーカーを介して地域との連携も図っています。