診療・各部門
薬剤部の構成
薬剤師 21名 助手 2名 (2025年8月現在) <取得資格>
認定組織 | 資格名称 | 人数 |
日本病院薬剤師会 | 病院薬学認定薬剤師 | 1 |
感染制御認定薬剤師 | 1 | |
日本薬剤師研修センター | 研修認定薬剤師 | 1 |
薬学教育協議会 | 認定実務実習指導薬剤師 | 4 |
日本化学療法学会 | 抗菌化学療法認定薬剤師 | 3 |
日本臨床腫瘍薬学会 | 外来がん治療専門薬剤師 | 1 |
主な業務内容
• 調剤業務 主に入院患者さんの内服薬・外用薬・注射薬の調剤を行っています。電子カルテシステムと連携した薬剤部門システム、散薬調剤監査システム、自動錠剤分包機などを活用し、効率的かつ正確な調剤業務に取り組んでいます。 • 無菌製剤調製業務 抗がん剤や高カロリー輸液(TPN)の調製を、薬剤部内の安全キャビネットやクリーンベンチで無菌的に行っています。抗がん剤は、化学療法委員会の管理するレジメンに基づき、投与量や投与スケジュール、患者さんの状態を確認した上で調製し、安全性確保に努めています。 • 病棟業務・薬剤管理指導業務 全病棟に専任薬剤師を配置し、入院患者さんのベッドサイドで服薬指導を行っています。持参薬の鑑別、副作用モニタリング、処方提案、検査値や病歴の確認、薬歴管理など、多岐にわたる薬学的管理を行っています。 • 医薬品情報管理業務: 医薬品の有効性、安全性、相互作用に関する情報を収集・評価・整理し、医師や看護師などの医療スタッフ、患者さんに提供しています。薬事委員会の事務局も務め、医薬品の採用・削除に関する情報伝達や医薬品オーダマスタ管理も行っています。 • 医薬品管理業務: 採用医薬品の調達、適正在庫、品質管理(温度・湿度管理、使用期限チェック)を行っています。 • 治験業務: SMOと協働して、治験薬の管理、治験審査委員会(IRB)の運営など治験の円滑な実施支援を行っています。
チーム医療への参画
薬剤師は、薬の専門家として、以下の多様な医療チームに積極的に参画し、貢献しています。チームラウンドやカンファレンスに積極的に参加し、薬学的介入を行うことで、患者さんに最適な薬物療法を提供できるよう努めています。 • 感染対策チーム(ICT):感染防止対策の企画・実施、抗菌薬の適正使用推進、環境ラウンドへの参加 • 抗菌薬適正使用支援チーム(AST):抗菌薬の適正使用推進、モニタリング、フィードバック • 栄養サポートチーム(NST):患者さんの栄養状態の評価、栄養療法の提案、輸液管理、ラウンド・カンファレンス参加 • 緩和ケアチーム:がん患者さんの疼痛管理、薬物療法の提案、副作用モニタリング、QOL向上支援 • 糖尿病ケアチーム:服薬指導、インスリン自己注射指導、糖尿病教室開催 • 精神科リエゾンチーム:治療薬の提案、ラウンド・カンファレンス参加 • 認知症ケアチーム:治療薬の提案、ラウンド・カンファレンス参加
実務実習・教育体制
• 薬学教育6年制カリキュラムの一環として、薬学生の実務実習を受け入れています。 • 新人薬剤師に対しては、初期研修プログラムを導入し、丁寧かつ細やかな教育指導が行き届く環境を整備しています。
JCHO PHARMACIST JCHOでは急性期から慢性期において、効果的な薬物療養支援やチーム医療の推進、さらに地域医療に貢献できるポリバレントファーマシストを育成するため、新卒者の研修プログラムを提供しています。また、薬剤師就職支援制度(就職支度金貸与制度・奨学金返還支援金貸与制度)をご用意しています。詳しくは下記URLをご参照ください。 https://www.jcho.go.jp/recruit/jcho-pharmacist/
更新日:2025/8/18