臨床研修体験記

初期臨床研修を終えて。

2015年4月~2017年3月に東京山手メディカルセンターで2年間初期研修をさせていただき、2017年4月より都内の大学病院呼吸器内科にて後期研修を行うこととなりました、Kと申します。
当院での初期研修は、他の病院の一般的な研修プログラムと比べて、内科研修の期間が 1 年間と長めに設定されており、各内科(1.消化器内科、2.呼吸器内科、3.血液内科+糖尿病内科、4.循環器内科+腎臓内科)を各3ヶ月ずつじっくりローテーションするため、研修医も一人の医師として、入院患者5-15人程度の担当医となり、上級医の先生と共に病棟業務を行います。当然、最初は右も左も分からず、病棟スタッフの方々にご迷惑をおかけしてしまうことは多々ありましたが、当院には熱心に指導してくださる上級医の先生が多く、試行錯誤していくうちに徐々に出来ることが増え、2年間が終了する頃になると、基本的な病棟業務は自信を持って行えるようになりました。また、担当患者に、CVカテーテル挿入、胸腔ドレーン挿入、腰椎穿刺、骨髄穿刺、気管挿管、等の処置が必要となるケースはしばしばあり、その際は、上級医の手厚い指導、バックアップ体制の下、研修医も実施することができ、そのような環境下で基本的な手技を豊富に経験できたことは、私にとって、大変自信となりました。
実りある初期研修医生活を送ることができたことを、大変感謝しています。

研修体験記

平成27年4月から初期研修医として入職したN申します。私は学生時代に当院を見学で来て病院のアットホームな雰囲気と先生方の熱心な診療姿勢に感銘を受け、当院での研修を希望しマッチングを受けました。
 当院のマッチング試験はペーパー試験が重視されます。ペーパー試験の出来は冷や汗ものでしたが、面接で挽回できたのか、なんとか合格できました。
 4月1日の入職時には初めてでとても緊張しましたが、8人の同期と切磋琢磨し、有意義で楽しい2年間を送ることができました。当院での研修は内科のローテーションが1年と長く設けてあります。私は外科系を志していたため、研修医の期間は内科疾患を学びたいと思っておりました。この2年間で多くの内科症例を経験し、今後仕事をしていく上で大きな糧となりました。
当院での研修は5ヶ月間の選択期間があり、私は外科系を中心にローテートしました。その中で一番心を惹かれたのは整形外科でした。整形外科は子供から高齢者、日常生活者からアスリートと患者層はとても幅広いです。当院ではスポーツ外傷の症例数も豊富であり、スポーツ整形の魅力に惹かれ母校の整形外科に入局することを決めました。
当院での研修は、選択肢が広いという点で魅力的である上に、医師の基本である内科を学べるという点で、内科以外を志す研修医にも最適な病院だと思います。研修病院を悩んでいる医学生の皆様はぜひ一度見学にいらしてください。