研修内容(腎臓内科)

研修目標

腎臓内科における研修は腎炎・ネフローゼ・電解質異常などの腎疾患診療と、透析療法をはじめとした体外循環療法に大別される。これらの診断・治療方法の理解に加え、臨床の場面において経験することが多い、腎不全時の薬剤投与量の調節なども修得することを目標とする。

経験すべき疾患
[1] 腎炎
[2] ネフローゼ症候群
[3] 急性腎不全
[4] 慢性腎不全(透析導入前後)
[5] 薬剤、他疾患に合併した腎障害
[6] 水・電解質・酸塩基異常
[7] その他の体外循環療法

診療・研修体制
スタッフは常勤3名。研修医は指導医の下、受持ち患者の診療にあたり、各疾患の診断・治療の理解と手技の修得をする。カンファレンスは週に1度あり、これに続き病棟回診を行う。また、スタッフを交えた透析カンファレンスが週に1度ある。

主要疾患と修得目標
[1] 腎炎
慢性腎炎、ネフローゼ症候群をはじめとした腎疾患の診断と治療が理解できる。腎生検の適応が理解できる。症例があれば腎生検に参加する。
[2] 腎不全のコントロール
急性腎不全の診断・治療を行うことができる。初~末期、保存期腎不全の各病期及び原因疾患に応じた治療を行うことができる。末期腎不全では血液透析のアクセス用中心静脈カテーテル挿入や外科で行う内シャント造設、腹膜透析カテーテル挿入に参加する。
[3] 透析
2Fにある透析センターは41ベッドである。当院では透析開始より維持透析まで理解が可能な上、多岐にわたる透析合併症についても学習できる。また急性腎不全をはじめ、重傷患者、ICU入室を要する患者などの体外循環療法にも参加できる。
[4] その他体外循環療法として
・劇症肝炎、自己免疫疾患に対する血漿交換療法
・グラム陰性桿菌性敗血性ショックに対するエンドトキシン吸着療法
・当院に患者の多い炎症性長疾患への白血球除去療法などに参加できる。