【期間】　選択期間で１～２週間

　ただし、管理栄養士養成校の実習やNST臨床教育実地修練などの受け入れ期間は除外

【場所】　栄養管理室事務所、２F栄養相談室、および病棟

【目標】　下記の経験すべき症候、疾病・病態に関し、適正な栄養ケアプロセスを実践できる

【研修内容】

●栄養管理；スクリーニング、アセスメント、栄養診断、ケアプラン作成、モニタリングを、

以下に記載する症候、疾病・病態の患者に対し経験する

●栄養指導；患者の食生活と病態の関連を知る

【経験すべき症候－29症候－】

下記の症候のうち栄養管理が必要な患者の病歴、身体所見、簡単な検査所見に基づく栄養評価と、病態を考慮した栄養ケアプランの提案を行う。

【①ショック/②体重減少・るい痩/③発疹/④黄疸/⑤発熱/⑥もの忘れ/⑦頭痛/⑧めまい/⑨意識障害・失神/⑩けいれん発作/⑪視力障害/⑫胸痛/⑬心停止/⑭呼吸困難/⑮吐血・喀血/⑯下血・血便/⑰嘔気・嘔吐/⑱腹痛/⑲便通異常（下痢・便秘）/⑳熱傷・外傷/㉑腰・背部痛/㉒関節痛/㉓運動麻痺・筋力低下/㉔排尿障害（尿失禁・排尿困難）/㉕興奮・せん妄/㉖抑うつ/㉗成長・発達の障害/㉘妊娠・出産/㉙終末期の症候】

【経験すべき疾病・病態－26疾病・病態－】

下記の疾病・病態を有する患者で栄養管理が必要な患者の栄養管理にあたる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

【①脳血管障害/②認知症/③急性冠症候群/④心不全/⑤大動脈瘤/⑥高血圧/⑦肺癌/⑧肺炎/⑨急性上気道炎/⑩気管支喘息/⑪慢性閉塞性肺疾患（COPD）/⑫急性胃腸炎/⑬胃癌/⑭消化性潰瘍/⑮肝炎・肝硬変/⑯胆石症/⑰大腸癌/⑱腎盂腎炎/⑲尿路結石/⑳腎不全/㉑高エネルギー外傷・骨折/㉒糖尿病/㉓脂質異常症/㉔うつ病/㉕統合失調症/㉖依存症（ニコチン・アルコール・薬物・病的賭博】うち、生活習慣病は栄養指導を中心とする。

経験すべき症候及び経験すべき疾病・病態の研修を行ったことの確認は、栄養管理計画書・NSTカンファレンス後に作成する栄養治療実施計画　兼　栄養治療実施報告書の電子カルテ記載等に基づくこととし、病歴、身体所見、検査所見、アセスメント、プラン（診断、治療、教育）、考察等を含むこととする。

【経験すべき必須項目】

毎週開催される各科カンファレンス、NSTカンファレンス・回診は必須とし栄養管理の視点で

症候・疾病・病態を診る

【研修の評価】

栄養部門の研修と経験の確認を含めた研修全体の総括は栄養管理室責任者の部長（医師）が評価する

【その他】　給食管理（食事箋、コメント等）は、期間内で必要に応じて説明を行う

【週間予定】　別紙

希望の診療科に係る栄養指導や栄養管理の時間数を増やすなど予定表の組み替えは可能

17時〜17時15分 振り返りを行う

●1週目月曜の1コマ目は概要説明

【超過勤務】　特になし　　【有給休暇】　希望時に検討

	月	火	水	木	金
8時３０分～9時	ｵﾘｴﾝﾃｰｼｮﾝ	栄養管理（栄養スクリーニング～アセスメント	給食業務 （エレンタールゼリーの調製など）	栄養管理（栄養スクリーニング～アセスメント	摂食嚥下支援チーム活動への参加
～1２時	栄養指導見学
1２時～1３時	昼休憩
１３時～１４時	アレルギーチェック・特別食対応・褥瘡評価など
1４時～	栄養指導見学又は栄養管理（スクリーニング、アセスメント、病棟訪問、プランニングなど）
16時～17時		NST見学		NST見学
～１７時１５分	まとめ（振り返り）

第２月曜日　栄養・NST委員会出席　16：45～

（ルーチン）ICUモニタリング／アレルギーチェック・特別食対応・褥瘡評価

（その他）空き時間は自身の課題を行う　（休憩時間）　 １２～１３時　＊適宜