【地域医療研修計画】

更新日:2025/06/19

【研修期間】 必修: 2年目4週間。

【研修場所】 連携する地域医療機関

【研修候補医療機関】 在宅医療を経験可能な施設

新宿ヒロクリニック、コンフォガーデンクリニック、

本別町病院、JCHO(宇和島病院、高岡ふしき病院)

【研修目標】

(一般目標)

・地域医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応する。

・患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療(在宅医療を含む)について理解し、実践する。

・診療所の役割(病診連携への理解を含む)について理解し、実践する。

・在宅医療に必要とされる基本的な力を身につけ、訪問診療を支える連携を理解する。

(個別到達目標)

・頻度の高い疾患(軽症急性疾患、慢性疾患)を診療できる。

・予防医療(健康診断、予防接種)の意義を理解し、実施できる。

・在宅医療に参加し、患者と家族を支援できる。

・患者と家族の抱える社会的問題を積極的にとらえるような努力をし、対応できる。

・患者の高齢者総合的機能評価(CGA)を在宅環境の中で実施でき、それをもとに主治医意見書を作成することができる。

・在宅医療にて発生した医学的問題点(発熱、食欲不振、褥瘡など)に対して、検査画策、診断、治療計画、入院や施設入所の適応、および入院・入所の際の手続きなどといった施策を適切にできる。

・在宅医療・在宅ケアに関する医療保険、介護保険制度を学ぶ。

・在宅医療・在宅ケアを支えるチームの存在を理解し、医師としての役割を担うことができる。

・チーム医療、事業所運営について理解し、協力して仕事ができる。

(学習方略)

・事業所の地域での役割について説明を聞く。

・事業所で診療を行い、限られた医療資源の中での診療を経験する。

・予防医療(健康診断、予防接種)に参加する。

・在宅医療に参加し、患者と家族を支援する。

・事業所の職場会議に参加する。

・指導医、訪問看護師から在宅医療研修についてのオリエンテーションを受ける。

・指導医に同行して、訪問診療の見学や、診療を行う。

・指定された在宅患者2~3名程度について、高齢者総合的機能評価(CGA)を行い、それを基にして主治医意見書作成の練習を行う。

・訪問看護や訪問介護の見学や体験をする。

【研修の評価】 経験の確認は毎日夕方に行う振り返りで確認する。経験症例はEPOCに登録、診療部長、指導医、看護部、コメディカルによる多職種評価を行う。

【週間予定】

 
8時半~9時ミーティング
9時~13時一般外来
14時~17時在宅診療(往診)
17時~17時15分振り返り
  • 病診連携の会や、地域の多職種連携の会などに出席する。
  • 事業所の職場会議(ミーティング)に参加する。
  • 地域医療研修中は、病院での当直は免除とし、診療所の研修に専念するよう配慮する。