【呼吸器外科研修計画】

更新日:2025/06/19

【研修期間】 1~3ヶ月。その他、選択期間でのローテ可(2週間~)

【研修場所】 外来、病棟および手術室

【研修目標】 下記の経験すべき症候、疾病・病態を経験し、臨床推論、適切な初期対応、外科治療が出来る。

【研修内容】 外来、病棟および手術室にて、以下に記す症候、疾病・病態を経験する。また、手術術者、手術助手を経験する。

【経験すべき症候】

下記の症候を呈する患者について、病歴、身体所見、簡単な検査所見に基づく臨床推論と、病態を考慮した初期対応を行う。胸痛、呼吸困難、咳、痰、血痰、喀血、嗄声、横隔膜挙上、背部痛、体重減少・るい痩、発熱、頭痛、めまい、意識障害・失神、視力障害、外傷、ショック、心停止、終末期の症候

【経験すべき疾病・病態】

下記の疾病・病態を有する患者の診療にあたる。肺癌、胸膜腫瘍、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、気管腫瘍、癌性心嚢炎、癌性胸膜炎、癌性リンパ管症、横隔神経麻痺、上大静脈症候群、多臓器癌肺転移、気胸、縦隔気腫、皮下気腫、膿胸、肺炎、胸部外傷

経験すべき症候及び経験すべき疾病・病態の研修を行ったことの確認は、日常診療において作成する電子カルテ記載に基づくこととし、病歴、身体所見、検査所見、アセスメント、プラン(診断、治療、教育)、考察等を含むこととする。

【経験すべき必須項目】

  • CPC:病院CPCに参加。発表することが望ましい。
  • 救急医療
  • チーム医療
  • 感染対策: SSIサーベイランス
  • 緩和医療

【研修の評価】 経験の確認は毎日夕方に行う振り返りで確認する。経験症例はEPOCに登録、診療部長、指導医、看護部、コメディカルによる多職種評価を行う。

【その他】 研修中、または研修終了後に研修中に経験した症例の研究発表を地方会で行う。

【週間予定】

 
8時半~9時病棟回診
9時~13時外来業務 病棟業務  手術外来業務 病棟業務病棟業務 病棟カンファ外来業務 病棟業務
13時~16時30分検査
16時30分~17時病棟回診
17時~17時15分呼吸器内科・外科カンファ  CPC 
  • 患者の受診状況により交代で昼休憩(45分)
  • 毎月末木曜夕方のCPC出席。

【超過勤務】

指導医の判断で、命令業務として行う場合がある。勤務終了後速やかに勤務簿に記載、翌日までには診療部長が確認捺印する。

【有給休暇】

1~3ヶ月研修の間に少なくても1日は有給休暇取得を計画する。