総合内科認定医専門医・総合診療専門医後期研修プログラム(新制度延期に伴い、2015年度以前の医師免許取得者を対象)

2017年8月21日改定
2016年8月15日改定
2016年6月10日改定
2015年11月2日改定
2014年6月23日作成

★本研修は、旧制度:2015年以前の医師免許取得者が対象です。2016年医師免許取得者は、新制度の募集要項を参照ください。

【1.研修の基本方針】
患者診療では、全人的視野を持って、専門性の高い医療を提供することが重要です。総合診療専門医が19番目の専門医基本領域に加わるなど、総合診療・地域医療が注目されるようになっています。しかし一口に総合診療・地域医療といっても、それぞれの地域で地域特有な患者層があり、ニーズも異なります。都市部で必要とされる地域医療と、地方で必要とされる地域医療は当然異なります。当院の研修の基本方針は、高い専門性を持ちつつ、その上で総合医・家庭医マインドを持つ医師を、病院全体で育てることです。当院の研修は東京の中心、新宿・大久保地区で「地域密着型」の研修を行います。都市部ならではの地域医療が経験できます。プログラムには各診療科が関与し、後期研修医の希望に応じてプログラムを作ります。病院長をはじめ各診療科が全面的に協力し、皆さんが有意義な研修を行い、研鑽がつめるように努めます。

【2.プログラムの特徴】
当院の総合内科は総勢約30名の各臓器別専門領域医師で構成され、患者数3000名以上と国内屈指の診療実績を誇る炎症性腸疾患センターをはじめとして、各専門領域で多くの専門医を有し、それぞれの領域で高いレベルの医療を提供しています。そして、高い専門性を有しつつ、その中で「総合内科」として1つの科にまとまっており、専門領域間の「垣根が低い」のではなく「垣根がない」チームワーク・総合力を持っています。スペシャリストが集まり、チームとして行う総合診療は、他の病院にはない、当院総合内科の大きな特徴です。総合内科として初診外来、救急診療、地域連携、研修医教育を行うとともに、地域医療・介護機関と連携し地域包括ケアの実践と、総合医マインドを持った研修医の育成に努めます。
本プログラムは総合内科認定医・専門医、総合診療専門医などの基本領域専門医取得を想定したプログラムです。そして更に後期研修終了後の専門領域での臨床・専門医取得につなげるべく、選択研修の期間を多くとっています。希望に応じて各専門分野を幅広く研修することも、1つの専門分野を重点的に深く研修することも可能です。
→詳細はこちらを参照下さい。
2018年度より当院においても、内科専門研修および総合診療専門研修を基幹施設として行います。なお新制度は2016年以降に医師免許を取得した医師が対象となります。

【3.研修内容】
東京の中心、新宿で60年以上の長い歴史で培ってきた地域医療機関との連携を生かした、「地域密着型」の研修を行います。適切な初期対応と必要に応じた継続医療だけでなく、多くの職種と連携して、在宅医療を含めた包括的・多様な医療サービスを提供できる総合医の育成を目指します。その中でも、高い専門性を持ちつつ、その上で総合医・家庭医マインドを持つ医師の育成を目指します。
→詳細はこちらを参照下さい。

【4.研修期間】
総合診療専門医後期研修コース:原則3年。日本プライマリケア連合学会認定の家庭医療専門取得プログラムです。★新制度の総合診療専門医プログラムではありません。
総合内科認定医・専門医コース:1~3年
希望者は後期研修終了後に各専門領域での研修継続も相談に乗ります。

【5.募集人数】
総合診療専門医後期研修コース:若干名
総合内科認定医・専門医コース:若干名

【6.当科は専門医制度に基づく認定施設です】
日本内科学会、日本プライマリケア連合学会、日本病院総合診療医学会、日本感染症学会、日本血液学会、日本呼吸器学会、日本循環器学会、日本消化器病学会、日本内分泌・糖尿病学会、日本腎臓学会、日本透析医学会、日本呼吸器内視鏡学会、日本消化器内視鏡学会、日本病院総合診療医学会、日本アレルギー学会(準教育研修施設)、等

【7.研修責任者】
研修プログラム責任者:笠井昭吾[総合内科、地域診療・救急部長、医療総合支援部長、総合診療研修部長]
平成6年日本医科大学卒、平成8年より当院内科(呼吸器内科)に勤務、平成15年より呼吸器内科医長、平成27年より医療総合支援部長、平成28年より地域診療・救急部長(併任)。
日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本プライマリ・ケア連合学会 認定医・指導医
日本病院総合診療医学会 認定医(ER系)
日本感染症学会 感染症専門医・指導医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医

【8.指導医】
・笠井昭吾、吉本宏(腎臓内科部長)、齋藤聡(消化器内科医長)、山本康人(循環器内科医員)、日下浩二(消化器外科医長)
以上のメンバーは総合診療専門医研修の指導医(オーベン)です。

・その他、総合内科各専門領域の専門医・指導医(部長・医長)が指導に当たります。

【9.問い合わせ先】
独立行政法人 地域医療機能推進機構
東京山手メディカルセンター
総務企画課:main@yamate.jcho.go.jp
お問い合わせ内容に応じて、プログラム詳細などをメールにてお返事します。
件名:「総合内科・総合診療専門医後期研修:旧制度に関しての問い合わせ」
本文:お名前と現在の所属、質問内容を記載して下さい。

【10.募集受付期間】
2016年6月1日~9月30日
選抜方法:履歴書・研修申込書をもとに面接を行います。