当院におけるCT画像診断報告書の未読事例について(2024年3月4日まで掲載)

最初に、患者さんと御家族の信頼を裏切る結果となりましたことを深くお詫び申し上げますと共に、亡くなられた患者さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます。今春、当院の医師がコンピュータ断層撮影(CT)の画像診断報告書の確認を怠っていた事例が判明しました。4か月半後に癌の存在を確認しましたが、患者さんに告知をする際にも、医師間の情報共有と連携が不十分となっており、告知がなされないまま患者さんは転院となってしまいました。その後間もなく、患者さんは残念ながらお亡くなりになられました。職員一同は本件を深く反省し、入院・通院中の患者さんをはじめ皆様の信頼を回復すべく全力で再発防止に取り組んでまいります。
 院内調査委員会により検討された本事例の経過と再発防止策を別紙に掲載して御報告申し上げます。

2018年12月20日
JCHO東京山手メディカルセンター
院長 矢野 哲