2017年10月10日作成
2022年5月30日改定
【1.研修の基本方針】
患者診療では、全人的視野を持って、専門性の高い医療を提供することが重要です。総合診療専門医が19番目の専門医基本領域に加わるなど、総合診療・地域医療が注目されるようになっています。しかし一口に総合診療・地域医療といっても、それぞれの地域で地域特有な患者層があり、ニーズも異なります。都市部で必要とされる地域医療と、地方で必要とされる地域医療は当然異なります。
当院の研修の基本方針は、高い専門性を持ちつつ、その上で総合医・家庭医マインドを持つ医師を、病院全体で育てることです。当院の研修は東京の中心、新宿・大久保地区で「地域密着型」の研修を行います。都市部ならではの地域医療が経験できます。プログラムには各診療科が関与し、後期研修医の希望に応じてプログラムを作ります。
院長をはじめ各診療科が全面的に協力し、皆さんが有意義な研修を行い、研鑽がつめるように努めます。なお専門医機構からの要請により、すべての総合診療プログラムにおいて、へき地での研修が一定期間(6ヶ月以上)義務付けられており、当プログラムにおいても専攻医3年目(医師5年目)にへき地医療機関での研修を行います)。
【2.プログラムの特徴】
当院の総合内科は総勢約40名の各臓器別専門領域医師で構成され、患者数3000名以上と国内屈指の診療実績を誇る炎症性腸疾患センターをはじめとして、各専門領域で多くの専門医を有し、それぞれの領域で高いレベルの医療を提供しています。そして、高い専門性を有しつつ、その中で「総合内科」として1つの科にまとまっており、専門領域間の「垣根が低い」のではなく「垣根がない」チームワーク・総合力を持っています。
スペシャリストが集まり、チームとして行う総合診療は、他の病院にはない、当院総合内科の大きな特徴です。総合内科として初診外来、救急診療、地域連携、研修医教育を行うとともに、地域医療・介護機関と連携し地域包括ケアの実践と、総合医マインドを持った研修医の育成に努めます。
【3.研修内容】
東京の中心、新宿で60年以上の長い歴史で培ってきた地域医療機関との連携を生かした、「地域密着型」の研修を行います。
適切な初期対応と必要に応じた継続医療だけでなく、多くの職種と連携して、在宅医療を含めた包括的・多様な医療サービスを提供できる総合医の育成を目指します。その中でも、高い専門性を持ちつつ、その上で総合医・家庭医マインドを持つ医師の育成を目指します。
【4.研修期間】
3年
【5.募集人数】
2名
【6.当科は専門医制度に基づく認定施設です】
日本内科学会、日本病院総合診療医学会、日本感染症学会、日本血液学会、日本呼吸器学会、日本循環器学会、日本消化器病学会、日本内分泌・糖尿病学会、日本腎臓学会、日本透析医学会、日本呼吸器内視鏡学会、日本消化器内視鏡学会、日本病院総合診療医学会、日本アレルギー学会(準教育研修施設)、等
【7.研修責任者】
統括責任者:笠井昭吾[院長補佐、救急科・総合診療科部長・第2呼吸器内科部長]
日本内科学会 総合内科専門医・指導医、日本プライマリ・ケア連合学会 認定医・指導医
日本病院総合診療医学会 認定医・指導医、日本感染症学会 感染症専門医・指導医
日本救急医学会 救急科専門医、日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
【8.プログラム概要】
こちらをご覧下さい(ここをクリック)
【9.病院見学および募集受付期間】
応募受付:1次募集 未定 (日本専門医機構のHPを参照下さい)
【10.問い合わせ先】
独立行政法人 地域医療機能推進機構
東京山手メディカルセンター
総務企画課:main@yamate.jcho.go.jp
件名:「総合診療専門研修:病院見学に関しての問い合わせ」
本文:お名前と現在の所属、質問内容を記載して下さい。