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病院長挨拶


JCHO東京山手メディカルセンターは、最善の医療を継続的に提供するとともに地域のニーズにも幅広く対応していくことにより、地域の中核病院として社会に貢献することを理念としております。

基本方針として、
1.良質な医療と健診を提供する。
2.医療連携を推進し、未来志向の地域包括ケアシステムを構築する。
3.患者の皆様の満足度の向上を図る。
4.医療安全に積極的に取り組む。
5.優良な医療者の育成と全職員の健康推進に取り組む。

を掲げております。

 2018年4月1日付けで病院長を拝命して以来、当院が立地する新宿区をはじめとして近隣地区の多くの医療施設と親しくさせて頂き、医療連携を強固なものにすべく努めて参りました。2014年4月に全国の社会保険病院等(社会保険病院、厚生年金病院、船員保険病院)は、独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)が直接運営する病院グループとなりました。当院も長らく皆様に親しまれてきました「社会保険中央総合病院」という名称から「JCHO東京山手メディカルセンター」へと改称されました。
これまで当院では、東京都区西部二次医療圏の急性期病院として最善の医療の提供に邁進して参りました。現在も国内最大級の炎症性腸疾患センターを擁する消化器内科、大腸肛門病センターを擁する大腸肛門外科、腹腔鏡手術の得意な食道胃外科と肝胆膵外科、形成外科と協同して乳癌手術時の乳房同時再建を進める乳腺外科、心臓カテーテル検査・治療が得意な循環器内科、間質性肺炎・リウマチ肺・喘息など特殊な呼吸器疾患に対応できる呼吸器内科、脊椎脊髄外科・手外科を擁し整形外科領域全般をカバーできる整形外科、腹腔鏡手術・3D/4D胎児超音波画像診断・無痛分娩が得意な産婦人科等々、一騎当千の優秀な専門医がそろっています。2021年には要望が多かったリウマチ・膠原病科も立ち上げました。救命救急医療においては、総合診療医と領域別の専門医が協働する地域完結型医療に取り組んでおります。1947年11月に「社会保険山手病院」として内科、外科、産婦人科、歯科の4科で始まった当院は、これで日本専門医機構が定める全診療科目がそろいました。さらに、健康管理センターでは、新型コロナウイルス感染症蔓延のため一時的に休止していた宿泊ドックを内容刷新して再開しました。
 当院は地域住民の皆様の健康増進と疾病克服に対する多様な御要望にお応えすべく、地域の先生方と協力して医療・介護・福祉等のサービスが滞りなく提供できるように努力していく所存であります。また、地域医療・在宅医療に携わる先生方と共に未来志向の地域包括ケアシステムを構築して参る所存であります。今後とも倍旧の御支援・御鞭撻を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

2023年4月1日
JCHO東京山手メディカルセンター
病院長  矢野 哲
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