集中治療科

診療・各部門

集中治療科について

当院の集中治療科(ICU)は6床からなり、主に大手術後、院内急変、救急搬送時の重症患者を対象に、集中治療科医師と主科(主治医)と連携して治療にあたっています。近年は人口の高齢化に伴い、一つの疾患だけでなく、複数の疾患を持つことが多く、全身管理が必要になってきています。当院では多職種(医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、栄養士)によるチーム体制で治療を行い、患者さんが早期に社会復帰できるように全力で治療にあたっております。

診療内容

平日朝8時30分より、毎朝カンファレンスを行い、患者さんの状態を皆で共有し、治療方針や、チーム内での連絡を行っています。
対象疾患は、循環器系の急性疾患(心筋梗塞、重症不整脈、心不全、重症下肢虚血、急性大動脈解離)をはじめ、大手術術後(心臓血管外科、脳神経外科、食道・胃外科、肝胆膵外科、大腸肛門外科、整形外科、脊椎外科、泌尿器科、耳鼻科など)の患者さん、さらに重症呼吸不全、急性腎不全、敗血症、DICなど内科系でも重症管理が必要な場合は24時間365日体制で対応しております。以上の患者さんには必要に応じて、人工呼吸器(非侵襲的陽圧管理、ネーザルハイフローを含む)、大動脈バルーンパンピング(IABP)、経皮的心肺補助装置(PCPS、ECOM)血液浄化療法を行っております。また最近は早期栄養管理、早期リハビリテーションにより、患者さんに適した治療を行い、廃用症候群にならないように努めております。

2021年度 患者総数 稼働率 利用率
  478人 76.5% 75.1%