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高位脛骨骨切り術による膝OA患者のスポーツ復帰

田代俊之 中山修一
JOSKAS Vol41:966-971,2016

【はじめに】
高齢者でもスポーツ活動の継続を希望する人が増えてきているが、変形性膝関節症(膝OA)による膝の痛みが原因で、それを断念しなければならなくなることもある。だが、患者の中には手術をしてでもスポーツ活動を続けたいと希望する者もいる。今回高位脛骨骨切り術(HTO)を行うことにより、衝撃の強いスポーツ活動の継続がどの程度可能かについて検討した。

【対象と方法】
2009年3月から2014年3月までに膝OAに対し、Opening Wedge HTOを行った61例(70膝)の中で、衝撃の強いスポーツ活動の復帰を希望した14例(15膝)を対象とした。平均年齢63.7才、男性9例、女性5例であり、平均経過観察期間は40.5カ月であった。手術は骨切り開大部に楔状に細工したβ―TCPブロックを充填しTomoFixで固定した。術後4週で全荷重とした。スポーツ復帰の時期は症状と骨癒合の程度を見て、8か月以降とした。

【結果】
立位FTAは術前平均182.3度が術後平均169.2度へ改善していた。平均JOAスコアーは術前74.6点が術後94.2点へ改善していた。経過観察期間中外側OAが進行したものは無かった。種目はランニング5例、テニス3例、卓球2例、スキー2例、バドミントン1例、バレーボール1例であった。14例中13例は希望のスポーツに復帰した。男性の1例は痛みのためランニングに復帰できなかったが、この症例では走ると脛骨近位部に痛みが強くなり(骨開大部に一致)CTにて骨切り部後内方に骨癒合が十分でない部分が見られた。

【まとめ】
膝OAのためTKAでは対応できないような衝撃の強いスポーツ活動ができなくなった患者にOWHTOを行ったところ、14例中13例でスポーツ復帰が可能であった。衝撃の強いスポーツ活動を希望することはOWHTOの積極的適応になると考えられる。また、ランニングでは脛骨近位への負荷が強くかかることが知られているが、1例ランニングに復帰できなかった症例では、骨切り部での骨癒合が部分的に遅れていたことが復帰できなかったことに関係している可能性があった。
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