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間質性肺炎 経過は様々(日本経済新聞夕刊2012年6月21日 コラム「医師の目」)

以下に掲載記事のあらましをご紹介します。
※その後の医療技術の進歩、考え方の変化も取り入れ、またわかりやすさをも考慮して、一部表現を改めています。

間質性肺炎は一つの病気を指す病名ではなく、幾つもの病気の総称です。原因不明の難病として古くから研究が進められている特発性(原因がわからない)間質性肺炎と、何らかの原因で引き起こされる二次性間質性肺炎に分かれます。
特発性間質性肺炎はさらに幾つかの病気に細分化され、それぞれに治療法や経過が異なります。一時は病状が重くても一定期間ステロイド療法などの免疫抑制治療を受けると治まるものもあります。また最近は線維化の進行を抑える薬も開発されて来ました。また、当初特発性と思われても、よく調べると原因が特定できて、それなりの対策を立てれば良好な経過をたどるものもあります。
(原因がある)二次性の中で一番多いのが、薬剤の副作用として起こるもので、内服抗がん剤「ゲフィチニブ(商品名イレッサ)」によるものが注目を浴びました。 そのほかにも、頻度こそ低いが、抗菌薬や不整脈の薬、漢方薬など、日常的に使われる様々な薬剤で起きえます。イレッサなどの経験を通じて分かったことですが、日本人は欧米人に比べて重い肺の副作用が起こりやすいようです。
二次性の場合は、とにかく原因を突き止めることが重要です。薬ばかりでなく、日ごろ飲んでいるサプリメント,居住環境のかびや羽毛製品が関係する場合もあります。
いずれにせよ、これらの薬物やカビ,羽毛それ自身に毒性があるわけではなく、ごく少数の人がそれに対してなぜか強い免疫反応を起こしてしまうと考えられています。従って、治療としてはまずその薬を中止すること、あるいは家のカビ,羽毛製品を除去すること。そして必要があれば異常免疫を抑えるために一定期間ステロイドなどを使うことになります。しかし特発性間質性肺炎に比べると、治療は軽く済むことが多いのです。
このように一口に間質性肺炎と言っても様々ありますので,専門医によく相談してそれに従って療養に努めれば、悪い経過ばかりではないことを強調したいと思います。
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