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呼吸器外科

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呼吸器外科のご案内

肺癌、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、胸膜腫瘍などの悪性疾患、そして気胸をはじめとする良性疾患を含めた呼吸器領域の外科治療を専門的に行っております。
特に肺癌の治療に力を注いでいます。2007年からは、患者さまにかける負担が少なく、手術の創が小さく、入院期間も短くてすむ胸腔鏡補助下肺切除術(ハイブリッド胸腔鏡手術)を本格的に導入しました。ハイブリッド胸腔鏡手術とは、胸腔鏡手術と開胸手術の両者の利点を生かし、胸腔鏡を使いながら、小さな開胸創で済む手術方法です。根治性に優れた、なおかつ術後生活にご満足いただける手術方法と考えています。

また、検診で偶然発見されるような非常に小さい肺病変でも肺癌が疑われる場合には、CTガイド下マーキング法を駆使して積極的に胸腔鏡手術を行い、小型肺癌の早期診断・早期治療に勤めています。

近年の報道で心配されていますアスベスト(石綿)吸人による悪性胸膜中皮腫の診断も可能です。胸腔鏡を用いて胸膜生検を行い、診断を確かなものとしています。

悪性胸膜中皮腫・癌性胸膜炎に対して、適応がある患者様には胸腔鏡手術で温熱療法と抗癌剤治療を同時に行う胸腔内温熱化学療法を行っています。

呼吸器外科の治療方針

1) 【患者さま中心の医療(Patient Oriented Medicine)】
すべての患者さまにご満足いただける最高の医療を目指します。そのために、患者さまの意思を最大限に尊重し、各個人に応じた安全で効果的な治療を選択します。
2) 【充分な説明と同意(Informed Consent)】
病名や病状、治療方針の説明には充分に時間をかけ、患者さまご本人だけでなくご家族の皆様にも充分納得を頂いた上で治療に入ります。治療の良い面だけでなく悪い面も情報としてすべてお伝えいたします。
3) 【根拠に基づいた最新最良の医療(Evidence Based Medicine)】
治療効果や副作用、予後などの臨床結果(エビデンス)に基づいて、患者さまに最もよいと思われる最新の医療を提供します。
4) 【安全で苦痛のない医療】
検査や治療に関わる危険性を患者さまごとに評価し、無理な医療行為がなされないように細心の注意を払います。とくに、手術は安全に行うことを最優先とし、手術後苦痛ができるだけ少なくなるようにします。このため胸腔鏡手術を2007年から導入しています。

呼吸器外科で扱っている疾患

肺癌、肺腫瘍、転移性肺腫瘍、癌性心嚢炎、肺良性腫瘍
気管腫瘍、気管気管支の狭窄、気管気管支の外傷
縦隔腫瘍、胸腺腫、手掌多汗症、縦隔炎、縦隔膿瘍
胸壁腫瘍、胸壁の外傷
自然気胸、気腫性肺嚢胞
胸膜疾患、血胸、膿胸、胸膜中皮腫
横隔膜疾患、横隔膜ヘルニア、横隔膜交通症
肺動静脈瘻、肺分画症 など

代表的な疾患の治療

1) 【肺癌】
標準的な手術は、片肺の2分の1から3分の1を切除する肺葉切除術で、その肺の周りのリンパ節も一緒に切除します。腫瘍の大きさが2cm以下であれば、切 除する肺を小さくして呼吸機能の損失を抑える区域切除術を行なうこともあります。
手術方法は、リンパ節転移のない肺癌では胸腔鏡を用いた低侵襲手術を行っています。
リンパ節転移があった場合は手術後に抗癌剤治療を行います。
2) 【転移性肺腫瘍(肺転移)】
大腸癌・直腸癌・骨肉腫・子宮癌・腎臓癌などからの肺転移が多いです。肺転移が見つかっても手術や抗癌剤治療といった治療法があります。
2個以上の転移があっても、両側肺に転移があっても手術することによって治癒する可能性があります。
手術方法は、胸腔鏡手術を第一選択にしています。
3) 【縦隔腫瘍】
胸腺腫、胸腺癌、奇形腫、悪性胚細胞性腫瘍、神経原性腫瘍、嚢胞性縦隔腫瘍などがあります。
手術方法は、良性腫瘍では胸腔鏡手術を第一選択にしています。
悪性腫瘍では、放射線治療や抗癌剤治療を組み合わせて、根治手術を行います。
4) 【気胸】
肺からの空気漏れが長く続く場合、気胸が複数回再発した場合、CTで気胸の原因である肺嚢胞(ブラ、ブレブ)がはっきり認められ、患者さまが手術を希望する場合は手術をします。
手術方法は、胸腔鏡を使用し小さい孔を3か所にあけて肺嚢胞を切除します。
手術後は約3~4日で退院となります。
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