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一般外科

担当医師紹介 外来診療担当表 診療実績

当院は地域医療機関との連携を図る、紹介制を原則としております。
このため初診の場合、緊急の場合を除き、「かかりつけ医」など地域の医療機関からの紹介状をご持参下さい。
紹介状は必ずしも専門医からの文書でなくてもかまいません。


一般外科のご紹介

鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、甲状腺疾患、尿膜管遺残、後腹膜腫瘍などに対する外科治療や、リンパ節生検、中心静脈ポートの設置など、いわゆる一般外科領域の診療を行っています。外傷や、急性虫垂炎や腸閉塞など急性腹症に対しても、丁寧かつ迅速に対応いたします。

一般外科の基本方針

1.最新の知見に基づく安全で質の高い外科医療を提供します。
2.患者さんの意思を尊重し、個々の患者さんに最適な医療を提供します。
3.丁寧でわかりやすい説明を心がけます。

一般外科の対象疾患

●鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、臍ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア
●甲状腺腫瘍、粉瘤や脂肪腫などの皮下腫瘤、難治性臍炎、尿膜管遺残症
●腹腔内腫瘍(腫瘤)、後腹膜腫瘍(腫瘤)、腹腔内膿瘍、腹壁膿瘍
●急性虫垂炎、憩室炎、腸閉塞などの急性腹症
●創傷一般(切創、擦過創、裂創、挫滅創、皮膚欠損創など)

主な疾患に対する治療

1.鼠径(そけい)ヘルニア
鼠径ヘルニアは、足の付け根(鼠径部)の部分が膨隆する、いわゆる“脱腸”と呼ばれる良性の疾患で、男性に多いですが、女性にもみられます(図1)。加齢などで鼠径部の筋膜が弱くなることが原因で、弱くなった所からお腹の内面にある膜(腹膜)が袋状に伸びだし、ここに腸やお腹の中の脂肪が脱出します。片側の場合もあれば、両側の場合もあります。
ヘルニアが小さいうちは、しばらく様子をみてもよいですが、大きくなると、違和感や痛みなど生活に支障を来す場合が多くなるため、一度専門的な診察を受けることをお勧めします。また、腸が大きく脱出し元に戻らなくなった状態を“嵌頓(かんとん)”と呼び、時間の経過とともに腸壊死の可能性が高くなります。普段より大きく膨らみ痛みが強い場合は早急に受診していただく必要があります。
鼠径ヘルニアに対する治療法は手術以外にはありません。手術は、①伸び出した腹膜の袋をもとに戻し、②弱くなった筋膜を““メッシュ”という人工線維布を用いて補強します。手術法には、膨らむ側の鼠径部を切開して行う鼠径法(““メッシュプラグ法”(図2)や““クーゲル法”(図3)など)と、お臍などに小さな孔をあけて行う““腹腔鏡手術”(図4)があります。腹腔鏡手術は全身麻酔下に行いますが、キズが小さいため痛みが少なく、反対側に小さなヘルニアがあった場合に同時に手術が可能というメリットがあり、当院の第一選択としています。なお、年齢や併存疾患により全身麻酔のリスクが危惧される場合は、局所麻酔下に鼠径法による修復を行っています。
当院では毎週木曜日の午後に、“鼠径ヘルニアの専門外来を開いています。ヘルニアの診断だけでなく、生活上の注意点や手術法の違いなど、時間をかけて丁寧に説明していますので是非活用ください。



図1:鼠径ヘルニア 図2:メッシュプラグ法
円錐形プラグでヘルニア出口を塞ぐ方法
図3:クーゲル法
楕円形メッシュで内側から鼠径部全体を覆う方法       図4:腹腔鏡下修復法
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2.急性虫垂炎
一般的に“盲腸”と呼ばれていますが、実際には盲腸(右側大腸の盲端部分)に連続する虫垂が炎症を起こす疾患で、小児から高齢者まですべての年代に起こりえます。お臍の周りや心窩部(みぞおち)の痛みで発症することが多く、痛みが徐々に右下腹部に移動し限局することで疑われます。虫垂が腸の裏側に回り込んでいたり、腹部の真ん中よりに移動していたりする場合は、痛みがはっきりしなかったり、痛む部位が異なることもあります。
診断は、臨床経過と腹部の診察所見を踏まえた上で、CTや超音波(エコー)などの画像検査で行います。虫垂炎と似たような症状を起こす疾患に、大腸憩室炎や回腸末端炎、卵巣の出血や感染、茎捻転などの婦人科疾患があり、これらとの鑑別が必要です。
治療は抗菌薬による内科的治療(保存的治療)と手術による外科的治療があります。炎症が軽度の場合は内科的治療で様子をみることもありますが、抗菌薬が奏功せず、炎症が悪化すると虫垂穿孔による膿瘍形成や腹膜炎を来す可能性があり、当院では早期の手術を原則としています。
手術は“腹腔鏡下虫垂切除”を第一選択としています。全身麻酔下にお臍の部分とその他2か所の計3か所の小さなキズで手術を行います。炎症が高度の場合は、虫垂に連続する盲腸の部分切除や、回盲部切除(虫垂近くの大腸と小腸を切除してつなぐ)が必要となることもあります。発症からかなり時間が経過している場合や何度も炎症を繰り返しているなど、手術前から回盲部切除となる可能性が高いと考えられる例には、あえて保存的治療を先行させ、炎症を鎮静化してから手術を行う“interval appendectomy”を選択することもあります。
手術後は、炎症の程度にもよりますが、翌日から食事を開始できることが多く、ほとんどの方が数日から1週間以内に退院となります。

3.尿膜管遺残
お臍が化膿してなかなか治らない、または化膿を何度も繰り返すといった場合、尿膜管遺残が原因のことがあります。
尿膜管とは胎生期に臍と膀胱頂部を結ぶ管状の構造物で、通常は出生前に閉鎖しますが、出生後も管腔のまま残存する場合があり、これを尿膜管遺残といいます。管腔が残る部位によっていくつかのタイプがありますが、臍炎を繰り返すものは、臍に近い部分の管腔が開いているタイプで、臍から連続する空洞部分に感染が起きて臍炎や臍周囲膿瘍を来します。
治療は遺残尿膜管の全切除が推奨されており、以前は大きく開腹して行っていましたが、最近ではこの疾患にも腹腔鏡手術を適用しています。腹腔鏡下に尿膜管を膀胱頂部で切離して、臍に向かって周囲から剥離し、最後に臍窩をくりぬいて摘出します。
術後は、順調であれば手術翌朝から食事を開始し、数日で退院可能です。

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