【後期研修プログラム】呼吸器内科
【1.研修の基本方針】
吸器科領域には多種類の疾患があり,それに対するアプローチの方法も多彩で,またそれらの進歩も急である。
当科は数ある東京都内の市中病院呼吸器科の中にあって,臨床研究を重視し,それを実践する中核的施設の一つで,学会発表,研究会発表の他に,多施設の参加する研究会を数多く開催している。
呼吸器科領域の全分野において,最高水準の医療を実践するためには,日々の臨床への取り組みの他に,症例,カンファレンスを通じた研究活動が欠かせない。
幸いに東京都心という地の利を得て,生きた情報を採り入れると共に,個々の症例の診療に当たっては,常にそれら最新の学説を参照し,また見出した新しい知見を外部に向かって発信して行くことを基本的使命と考えている。
呼吸器科の第一線の診療を志す方で,このような理念に共鳴する方の参加を歓迎します。
【2.研修の内容】
病棟では,指導医の下,担当医として10人前後の患者を受持っていただく。密度が濃いのでこの数で限界に近い。
入院全症例カンファレンス(週2回)で症例呈示,専門的診療の進め方を学ぶ。その他,院内,院外での多施設研究会などで発表の技術を学び,また知識を習得する。
実技としては,気管支内視鏡検査,人工呼吸管理などに直接携わって,これらの技術を習得して行く。画像診断も当科の特色の一つであり,びまん性疾患のCT診断を中心に症例に則して学んで頂く。
外来1単位(半日)を担当して頂く。
以下に疾患別の基本方針を述べる。
1)肺癌:頻度からいっても最も主要な疾患である。特に進行癌は病像が多彩で診断,治療とも必ずしも容易ではない。
最新の治療指針を採り入れつつ,個々の患者の病状を見極め,その患者に合った最適の治療を考えて行く。
これらを基本原則とし,患者サイドに立った診療のあり方を学んで頂く。
2)間質性肺炎:当科は特発性間質性肺炎の他に,東京女子医大膠原病リウマチ痛風センターと提携している関係から,薬剤,膠原病に由来する急性間質性肺炎が多い。
鑑別診断の方法,治療などはマニュアルでは学べない。一つ一つの症例の病歴の取り方から,検査の組み立て方,情報収集など,今最も困難なこの疾患への取り組みを学んで頂く。
3)感染症:近年,呼吸器感染症学は,診断方法の進歩(遺伝子技術を応用した検査法),治療方法の進歩(抗菌薬,抗真菌薬など)により大きく変貌しつつある。
当科では,大学の微生物研究室とも連携しつつ,難治性感染症の病原菌の究明に努め,最適の治療を選択する努力を行っている。
是非一緒にこれらのプロセスを体験して頂きたい。
【3.研修終了後の進路(実績)】
当科での研修は,臨床の場で実践的な医療に携わりつつ,その中から呼吸器専門医を志向する人材を育てることを旨としている。
専門医としての道を本格的に進む医師には研修終了後,大学医局を紹介している。
これまでの実績:
東京医科歯科大学呼吸器内科、順天堂大学呼吸器内科、自治医科大学呼吸器内科、東京大学呼吸器内科
この他の大学についても希望に応じ,紹介できる。
【4.当科は専門医制度に基づく認定施設です】
従って当科での勤務実績は必須研修期間として算定される。
・日本内科学会
・日本呼吸器学会
・日本呼吸器内視鏡学会
【5.研修指導スタッフ】
研修責任者
【大河内康実】 平成2年卒 日本内科学会総合内科専門医,日本呼吸器学会専門医、インフェクションコントロールドクター
指導医
【笠井昭吾】 平成6年卒 日本内科学会総合内科専門医,日本呼吸器学会専門医,日本呼吸器内視鏡学会専門医,日本感染症学会専門医,インフェクションコントロールドクター
吸器科領域には多種類の疾患があり,それに対するアプローチの方法も多彩で,またそれらの進歩も急である。
当科は数ある東京都内の市中病院呼吸器科の中にあって,臨床研究を重視し,それを実践する中核的施設の一つで,学会発表,研究会発表の他に,多施設の参加する研究会を数多く開催している。
呼吸器科領域の全分野において,最高水準の医療を実践するためには,日々の臨床への取り組みの他に,症例,カンファレンスを通じた研究活動が欠かせない。
幸いに東京都心という地の利を得て,生きた情報を採り入れると共に,個々の症例の診療に当たっては,常にそれら最新の学説を参照し,また見出した新しい知見を外部に向かって発信して行くことを基本的使命と考えている。
呼吸器科の第一線の診療を志す方で,このような理念に共鳴する方の参加を歓迎します。
【2.研修の内容】
病棟では,指導医の下,担当医として10人前後の患者を受持っていただく。密度が濃いのでこの数で限界に近い。
入院全症例カンファレンス(週2回)で症例呈示,専門的診療の進め方を学ぶ。その他,院内,院外での多施設研究会などで発表の技術を学び,また知識を習得する。
実技としては,気管支内視鏡検査,人工呼吸管理などに直接携わって,これらの技術を習得して行く。画像診断も当科の特色の一つであり,びまん性疾患のCT診断を中心に症例に則して学んで頂く。
外来1単位(半日)を担当して頂く。
以下に疾患別の基本方針を述べる。
1)肺癌:頻度からいっても最も主要な疾患である。特に進行癌は病像が多彩で診断,治療とも必ずしも容易ではない。
最新の治療指針を採り入れつつ,個々の患者の病状を見極め,その患者に合った最適の治療を考えて行く。
これらを基本原則とし,患者サイドに立った診療のあり方を学んで頂く。
2)間質性肺炎:当科は特発性間質性肺炎の他に,東京女子医大膠原病リウマチ痛風センターと提携している関係から,薬剤,膠原病に由来する急性間質性肺炎が多い。
鑑別診断の方法,治療などはマニュアルでは学べない。一つ一つの症例の病歴の取り方から,検査の組み立て方,情報収集など,今最も困難なこの疾患への取り組みを学んで頂く。
3)感染症:近年,呼吸器感染症学は,診断方法の進歩(遺伝子技術を応用した検査法),治療方法の進歩(抗菌薬,抗真菌薬など)により大きく変貌しつつある。
当科では,大学の微生物研究室とも連携しつつ,難治性感染症の病原菌の究明に努め,最適の治療を選択する努力を行っている。
是非一緒にこれらのプロセスを体験して頂きたい。
【3.研修終了後の進路(実績)】
当科での研修は,臨床の場で実践的な医療に携わりつつ,その中から呼吸器専門医を志向する人材を育てることを旨としている。
専門医としての道を本格的に進む医師には研修終了後,大学医局を紹介している。
これまでの実績:
東京医科歯科大学呼吸器内科、順天堂大学呼吸器内科、自治医科大学呼吸器内科、東京大学呼吸器内科
この他の大学についても希望に応じ,紹介できる。
【4.当科は専門医制度に基づく認定施設です】
従って当科での勤務実績は必須研修期間として算定される。
・日本内科学会
・日本呼吸器学会
・日本呼吸器内視鏡学会
【5.研修指導スタッフ】
研修責任者
【大河内康実】 平成2年卒 日本内科学会総合内科専門医,日本呼吸器学会専門医、インフェクションコントロールドクター
指導医
【笠井昭吾】 平成6年卒 日本内科学会総合内科専門医,日本呼吸器学会専門医,日本呼吸器内視鏡学会専門医,日本感染症学会専門医,インフェクションコントロールドクター